2023/12/20 11:18
2024年度版ぼうけんてちょうの制作背景・商品仕様・掲載内容についてご紹介します。
「子育てに悩んだことはありますか?」という質問に対して、一般的に50%以上の方が悩まれているという統計が出ております。この問題を検証する中で、子育ての悩みの原因の多くが「こどもとのコミュニケーション」が問題ではないかという結論に至りました。
私たちは手帳を制作する会社として、「手帳にできることがまだある」という思いにより企画・制作を行っております。当社の『ぼうけんてちょう』は
- 親子のコミュニケーションの円滑化
- 良い習慣の定着
という2つのテーマを軸に制作しました。
将来こどもたちが社会に出たときに活躍するために、自己肯定感や自立的な行動、金銭教育、目標意識、探求心といった素地を、手帳を通して身につけていただける内容です。実際に手帳を使っていただいたお客様より『朝の忙しい時間のイライラが減った』『ほめることが多くなった』といった声を頂戴しております。
- 商品名 :ぼうけんてちょう
- 価格 :2,480円(税込み)
- 対象 :小学校1~3年生
- 印刷 :4色(フルカラー)
- サイズ :A5 サイズ(横15.5cm×縦21.8cm×幅1.5cm)
- 重さ :367g
- ページ数 :224ページ
- 記入欄
月間予定・・・ブロック式
週間予定・・・ブロック式
メモ欄・・・・白ページ
小さい頃の写真をアルバムに保存している家庭は多いかと思います。ですが、小学生の頃の『記述』は残っていない家庭がほとんどではないでしょうか。
アルバムの中では写真を、手帳の中では文字や思考、体験を記録して、いつの時代でも幼少期の自分を確認できるツールとしてお使いいただければと思います。
月間ページや週間ページといった手帳としての機能はもちろん、「親子のコミュニケーションの円滑化」と「良い習慣の定着」を軸に、こどもならではの便覧を数多く掲載しています。
「週間ページ」には1週間に一度親のコメントを記入する欄があり、話をするのとは少し違ったコミュニケーションを取ることができます。
また、お仕事であまりこどもとお話しできない親御様でも、手帳内でコミュニケーションを取ることで、こども自身の体験や感情をちゃんと理解することができます。
「冒険のきろく」では、季節に応じたミッションを掲載しており、外出の計画を立てるきっかけができます。
教科書などに使用される製本ではなく、一般的な手帳と同じ糸かがり製本で製作しているので、どのページを開いてもパタンと閉じることがありません。
開きがいいのでページの間にもしっかりと記入ができます。
通常の手帳用紙はとても薄い紙を使用しますが、鉛筆で書いて消してを繰り返すこどもには適しているとは言えません。
より厚い紙を使用し、書いて消してを繰り返してもクシャクシャになりにくい紙を選びました。
数値で見るとわずかな差に見えますが、触り比べてみると厚さの違いがよくわかります。
製本には針金ではなく糸を使用しているため、記入時に手が引っかかってケガをすることがありません。
また、安全面を考慮して角を丸く切り取ってあります。
ねがいごと・しょうらいのゆめ
一番最初のページに掲載することにより、自分で決めた将来の夢や願い事を、手帳を開く度に意識することができます。
自分で書いた目標を達成することで自己肯定感を高める体験ができます。この一連の流れがうまく循環すると、自主的に行動できるようになります。
冒険者の心得
ぼうけんてちょうを使用することで身に付けてほしいマインドを「冒険者の心得」としてまとめました。
成長したときに役に立つ考え方をまとめています。
マイプロフィール
名前や自分に関する内容を記入できます。改めてこどもに記入してもらうことで、知らなかった一面があるかもしれません。
サクセスツリー
自分が達成できたと実感したことに対してシールを貼っていくことで、自己肯定感を高める効果があります。また、日々手帳を使うモチベーションも向上します。自分が一年を通して成長したことを実感できます。
おうちルール
起きてからやることと帰ってからやることのチェックリストです。親に言われなくてもこどもが一人でできるようになる仕組み作り、毎日の習慣作りに役立つのが、このおうちルール・やることリストです。あらかじめ日々のルーティンややるべきことを「見える化」することで、こどもが自主的に行動に移せる仕組みを構築しています。
変更点
デザインを変更しました。
もちものリスト
学校や習い事といった、出かける際に必要な物を書き出します。準備を親に言われなくてもこどもが自分で用意できるようになります。前項目のおうちルール・やることリストとも共通する効果として、「良い習慣の定着」が挙げられます。
変更点
デザインを変更しました。
一週間の行動予定
月曜日から日曜日までの決まった行動(学校や習い事など)を見える化し、自分が自由に使える時間を一目でわかるようにします。宿題や遊ぶ時間の計画が立てやすくなります。
自由研究 やりたいことリスト・夏休み 宿題リスト
夏休みの宿題の管理項目です。自由研究とその他の宿題をリストアップすることで、やるべきことを明確化します。
夏休み前から興味を持ったものについてメモとして書き留めておくことで、夏休みに入ったときに研究に必要なことや場所を把握しやすくなります。
特に夏休みは毎日の学校生活以上にしっかりとした計画を立てる必要があるので、宿題リストでどれだけの量やどういった内容があるのかを確認します。
夏休み予定表
「学習」「運動」「お手伝い」の目標を立て、1日の過ごし方と夏休み全体の過ごし方を考えます。1ヵ月半ほどの長い期間で、宿題(物事)をどのように進めていくかの計画を立てる経験を積みます。また自分で夏休みの計画を立てることで、思い出に残る楽しい夏休みを過ごすことができます。
おこづかいちょう
17日×6ページで102日分の記入欄があります。お金の管理の第一歩としての項目を用意しました。お金の大切さをこどもに理解してもらうためには、実際にお金を管理してもらうことが一番の近道です。必要なもの、欲しいものが出来たときにお金を貯めて買うという考え方ができるようになります。
また、お手伝いをすることでお金をもらえるような設定をした場合、早い段階から労働に対する対価を得ることを実体験できるため、労働への理解にも繋がります。
もらったものリスト
人になにかをもらったら、お礼を言ったりお返しにプレゼントを渡したりすることがよくあるかと思います。お礼をすることの大切さを理解し、習慣づけるページとなっております。
月間ページ
月間ブロックタイプで構成されています。計画を立てることの楽しみを学べるページとなっています。今月達成したい目標や習い事・友達の誕生日・遊びの予定・家族で外出の計画など、沢山の楽しい予定を書くページとして使っていただけます。その月に関係した豆知識を掲載しており、豆知識の中のわからない単語やさらに詳しいことを知るためのきっかけにもなります。
週間ページ
週間ブロックタイプで構成されています。他のページに比べ記入面が広く、小さな文字しか書けないこどもでも書きやすくなっています。楽しかったことや嬉しかったこと、絵やシール、写真や映画の半券といった形に残っているものを貼り付ける台紙としても利用できます。
一週間の最後には親からのコメント欄を設けてあります。一週間の振り返りを親子で行うことで、親子のコミュニケーションに良い影響を与えるとともに、こどもの成長を感じることができるページとなっています。
さらに右上には、大人でも簡単には答えられない世の中の小さな疑問が掲載されています。こどもと一緒に考えたり調べたりすることで、楽しく知識を増やすことができます。
じゆうちょう
週間ページの次に21ページ分の無地ページを用意しております。
てちょうで使われているえいご
一般的な手帳に使用される月や曜日、1月~12月と月曜日~日曜日の英語を掲載しています。それぞれに対応した英語を載せることで、日本語と同じ意味の他の言語が存在することを意識付けることができます。
アルファベット・れんしゅう
アルファベットの練習のために書き順を矢印で表記しました。大文字と小文字で書き順が大きく変わるものも存在するので、手で文字をなぞることで覚えていく仕組みになっています。
パソコン入力で使えるローマ字表
パソコンを使用する上で必要になってくるローマ字を表にまとめました。
変更点
ローマ字表からパソコン入力で使えるローマ字表に変更しました。
かけ算 九九表
こども達が今の自分の興味に合わせて使用できるようにし、九九表を眺めることで、この表の上でしか確認できない九九の法則を見出す一助になります。自分の力で法則・規則を見つけ出す経験から、物事の多角的な捉え方を促します。
せかいのにているこっき
似ているデザインをした国旗を集め、近しい見た目のものでまとめました。世界には多様な国があることの発見を促すとともに、なぜ似ているデザインになったのか、様々な国に興味を持ってもらえるように選出しました。
日本地図
日本全国を網羅する地図を掲載することで、日本がどのような形、区分でできているのかに気づいてもらえるように掲載しました。図に触れて形遊びをすることによって、認識能力を伸ばすことができます。また、県外に出て旅行に行った際などにどれぐらい移動したのかを実感できます。
自転車の乗り方
小学生になり乗る機会が増える自転車の乗り方について、注意点をまとめました。
なぜそうしなければいけないのかを問いかけることで、なにがいけないのかを深く理解することができます。
もしものときの防災のきろく
日本は災害大国であり、特に東日本大震災以降、国民全体で防災への意識が高まってきました。災害はいつ何時発生するかわからないことをこども達に意識付けするためにも大切な項目です。避難場所や緊急連絡先の項目に記入することで、普段は意識しない災害時の行動を具体化し、防災に対する意識を高めます。
また避難場所までの行き方を把握するために地図を自分で用意するように促しています。地図を印刷して貼り付けることもできますが、大切なことは「こどもが避難場所に自分の力でたどり着く」ことなので、その道のりを覚えるためにこどもが自ら地図を描くことでその助けになります。
冒険のきろく(シーズンミッション・ノーマルミッション)
冒険のきろくは春・夏・秋・冬の四季にちなんだミッションを用意することで、いろんな体験や気づきをこどもたちに経験してもらいたいという思いよりできています。
ミッションをクリアするために、こどもたちは自ら興味を持ち親へ質問し、実行するためのプロセスや行動を起こすきっかけを得ることができます。体験を通じて得た知識と調べて得た知識では、その理解に大きな差があります。小さなミッションかもしれませんが、達成する喜びを感じ、経験するきっかけになると考えております。
また、家族でのお出かけや行事に参加することで、思い出作りにも寄与するとができると考えています。
変更点
ミッションの内容を一部変更しました。
時間割表
時間割表は学校から渡されるものがあるので、手帳内のものでは実用面では劣るかもしれません。思い出を残すという面で記入いただければと考えております。
ぼうけんてちょうは(公財)東京都中小企業振興公社 中小企業ニューマーケット開拓支援事業の支援対象製品です。※但し、公社は製品の効能効果を保証するものではありません。